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2009年1月

No381 ロウバイ

381hama  ロウバイが満開である。

 駅までの道筋の、何軒かの庭にロウバイがあって、うす黄色の花を付けた枝がのぞいている。正月のころから花が咲き始めたように思うのだが、今も全く散ることなく咲き続けている。

 しかしながら、ロウバイが冬晴れの青空の下に可れんな花を見せ、甘いような香りをただよわせても、チョウはもちろんのことミツバチも飛んでこない。暖かくなって咲けば、チョウやミツバチが寄ってくるのに、どうしてロウバイはこの寒い時季に咲くのかと思ってしまう。

 チョウやミツバチが来なくても、ロウバイは秋になると立派に実を付けるというが、私はロウバイの実を見た記憶がなかった。と言うより、実がなっていても意識して見ていないので気がつかなかったのであろう。

 先日、花の咲いているロウバイをよく見てみると、ミノ虫の巣をややずんぐりとさせたようなものが枝に残っており、これがろうばいの実であった(写真)。

図鑑で見ると、秋にみのったときの実はザクロの実に似た形をしていて、指先ぐらいの大きさである。ロウバイが咲くころになると、残った実が枯れて、まるでミノ虫の巣のように見える。 ミノ虫の巣のような実を割ってみると、小豆ぐらいの黒いタネが3個か4個入っていた。このタネをまくと実生でロウバイが育つという。

 ロウバイは「”ろう細工”のような、梅に似た花」から 「ろう梅」と名付けられたと言う説が有力で、確かに黄色い花びらは半透明でろうのような光沢が感じられる。英語では「ウインター・スイート」と呼ばれるそうで、「スイート」はここでは「かわいらしい」という意味であろう。

学名はキモナンサス・プラエコックスといい、キモナンサスはギリシャ語で「冬の花」を意味し、プラエコックスは「早熟の」または「早咲きの」という意味だそうで、文字通り「早咲きの冬の花」が学名となっている。

 花言葉は「先導、先見」。ほかの花に先駆けて真冬にいち早く咲くこの花をよく表している。

 春には遠い、まだまだ寒い時季であるけれども、ロウバイの花を見ると、やがてやってくる花の季節に思いがゆく。

 梅のつぼみは先が白くなっており、椿のつぼみも赤い花びらが見えてきた。

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No380 いきいき健康農園(11)

Photo

 「いきいき健康農園」について書いたのはほぼ1年前のことになり、その時、「そら豆に挑戦している」と書いた。それまで2度そら豆を失敗しているので、今年こそは再挑戦し、そら豆をたくさん収穫したいということであった。

 その結果については6月にこのエッセーに書いており、大成功で、自分でもたくさん食べ、娘や知り合いにもおすそ分けして大いに喜ばれた。

 そら豆がうまくいったので、これも今までに2度失敗している枝豆に挑戦した。失敗した2回は4月に種まきし、2回とも豆に虫が入って、まともな豆が採れなかったので、まき時を遅らせて6月に種をまいた。  収穫期を遅らせると虫害が防げると何かで読んだからである。

 7月末、豆を摘んでボイルしてみると、まだやや若いが十分に食べることができておいしかった。 もう少し熟すのを待って収穫しようと数日して実を摘んでみると豆が黒くなっていた。豆に虫が入って変色し、食べられないのである。それでも2個に1個か3個に1個はまともさやだったのだが、2、3日して次に行ったときは全滅状態であった。今年も枝豆は虫にやられ失敗だった。

 ジャガイモ、玉ねぎ、インゲン、オクラ、リーフレタスなど春夏の野菜は例年通りの上出来で食べきれないほど採れ、ジャガイモは今も残っていて、しわになって芽が出ているのを芽を欠きながら食べている。

 今夏の特筆すべきは初めて作ったゴーヤがたくさん採れたことで、毎日毎日ゴーヤ攻めに遭うほどだった。

 秋冬野菜は里芋、サツマイモ、ショウガが例年通り採れ、大根、キャベツ、白菜、カブ、水菜、ほうれん草などは今も収穫中で、どれもスーパーに並んでいるものに負けない品物ばかりである。大根は今年もとても食べきれないので、切り干し大根作りを始めた。

 「いきいき健康農園」を市から借りて5年となり、この1月31日で借用期間が終了する。

 継続して借用するには改めて利用申し込みを行い、利用者が多い場合は抽選が行われる。先日、利用申込みをしたのだが、希望者が2倍以上になっているようで、残念ながら今年からは野菜作りができないかもしれない。

(写真は収穫したショウガ)

 

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No379 正月

379hama  今年の正月は快晴で、その後も良い天気が続いている。

 この季節は冬型気圧配置になって、関東は冬晴れになることが多いのだが、今年のように連日、雲一つない快晴になるのは珍しい。

 北からの季節風が強くなると、新潟など日本海側は雪となり、季節風が関東北部の山を越えるとすっかり乾燥して関東地方は良く晴れる。今年の正月、関東地方が良い天気になったかわりに日本海側は雪模様のうっとうしい天気になったようで、日本海側の人々に申し訳ない気がしないでもない。

 良い天気に誘われて、元旦に歩いて30分ほどの小さな神社に初詣に出かけた。コートを着ないで厚手のベストを着て出かけたのだが、それでも太陽が照っている中を歩くと汗ばむほどであった。

 神社に着いて驚いた。神社に登る石段から道路まで参拝者の行列ができていた。

 3年ほど前、近くの大きい神社へ初詣に出かけたとき、寒風の中に行列が出来ていて参拝しないで帰ったことがあった。今年は小さな神社で、行列が出来るほど初詣の人がいるとは思っていなかった。

 急ぐ用事もないので列に並んでいると、思ったより早く、30分もかからないで社殿の前に進んだ。帰りに見ると、行列は来たとき以上に長くなっていた。

 テレビニュースを見ていると、年末には成田空港の出国風景、新幹線の帰省客、高速道路の渋滞風景などが映し出され、だれもが海外旅行に出かけたり、郷里に帰ったりして、東京はがらがらになっているように思ってしまう。確かに正月の東京は車が少なく道路が空いているが、これは仕事が止まっているからであって、人間がそれほど少なくなっているのではない。割合からいえば東京を離れている人よりもはるかに多くの人が正月を自宅で過ごしており、その人達が近くの神社へ散歩をかねて初詣に出かけている。

 「今年は良いことあるごとし、元旦の朝、晴れて風なし」と詠んだ石川啄木の歌が朝日新聞元旦の天声人語に出ていた。関東地方は文字通り「元旦の朝晴れて風なし」で、今年はたくさん良いことがあってほしいと思うし、昨年来の急激な不況から回復の兆しがあればよいと思う。

(写真はわが家の正月飾り)

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