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No379 正月

379hama  今年の正月は快晴で、その後も良い天気が続いている。

 この季節は冬型気圧配置になって、関東は冬晴れになることが多いのだが、今年のように連日、雲一つない快晴になるのは珍しい。

 北からの季節風が強くなると、新潟など日本海側は雪となり、季節風が関東北部の山を越えるとすっかり乾燥して関東地方は良く晴れる。今年の正月、関東地方が良い天気になったかわりに日本海側は雪模様のうっとうしい天気になったようで、日本海側の人々に申し訳ない気がしないでもない。

 良い天気に誘われて、元旦に歩いて30分ほどの小さな神社に初詣に出かけた。コートを着ないで厚手のベストを着て出かけたのだが、それでも太陽が照っている中を歩くと汗ばむほどであった。

 神社に着いて驚いた。神社に登る石段から道路まで参拝者の行列ができていた。

 3年ほど前、近くの大きい神社へ初詣に出かけたとき、寒風の中に行列が出来ていて参拝しないで帰ったことがあった。今年は小さな神社で、行列が出来るほど初詣の人がいるとは思っていなかった。

 急ぐ用事もないので列に並んでいると、思ったより早く、30分もかからないで社殿の前に進んだ。帰りに見ると、行列は来たとき以上に長くなっていた。

 テレビニュースを見ていると、年末には成田空港の出国風景、新幹線の帰省客、高速道路の渋滞風景などが映し出され、だれもが海外旅行に出かけたり、郷里に帰ったりして、東京はがらがらになっているように思ってしまう。確かに正月の東京は車が少なく道路が空いているが、これは仕事が止まっているからであって、人間がそれほど少なくなっているのではない。割合からいえば東京を離れている人よりもはるかに多くの人が正月を自宅で過ごしており、その人達が近くの神社へ散歩をかねて初詣に出かけている。

 「今年は良いことあるごとし、元旦の朝、晴れて風なし」と詠んだ石川啄木の歌が朝日新聞元旦の天声人語に出ていた。関東地方は文字通り「元旦の朝晴れて風なし」で、今年はたくさん良いことがあってほしいと思うし、昨年来の急激な不況から回復の兆しがあればよいと思う。

(写真はわが家の正月飾り)

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