No385 春一番
この日、私は横浜の港近くに出かけていて、海からの風で帽子が吹き飛びそうになるほどだったが、南からの暖かい風で、寒くはなかった。夜になるとさらに風が強くなって雨も降り、公園の松がざわざわと音を立てていた。南からの暖かい風のよって気温が上がり、翌14日には20度を超して、まるで4月か5月の陽気となった。
春一番が吹いたからといって、今年も寒い日が終わりというわけではない。まだまだ寒い日もあり、3月一杯は雪が降る事があるかもしれないが、寒い北と暖かい南がせめぎ合い、次第に南の勢力が力をのばしてきたことは間違いない。後1月もすればサクラのつぼみが膨らみそうだ。
総じていえば今年の冬は暖かかったように思う。気温が0度近くなると、庭のパンジーの土が凍ってカチカチになるのだが、今年はそのような日が3日もあったろうか。霜柱がたって、それがとけ、庭がじゅくじゅくになるようなことは一日もなかった。
北海道からは、今年は雪が少なく暖かいと言ってきたし、新潟でも海岸よりはほとんど積雪がないという。日本列島は暖かい冬だったといえそうだ。
地球全体が日本のように暖かくなっているかといえば、そうではないようで、ヨーロッパや北米は厳しい寒さの日が何日もあったと聞いた。 地球全体が日本の冬のように暖かくなっているのではないにしても、全体から見れば暖かくなってきているようで、北極海の氷が少なくなり、スイスの氷河が短くなっているという。
地球が暖かくなってくれば、寒冷地、例えば国で言えばロシアとか北欧、日本国内では北海道などは過ごしやすくなって、よいことも多いと思うのだが、そればかりを言ってもおれないようだ。
温暖化で自然条件が変わり、動物の生存が脅かされるとか、動物だけでなく海水面が上がって人間の生活も脅かされるなど、さまざまな警鐘が鳴らされている。
私たちの生活でも冬暖かいのは良いにしても、夏は冷房なしでは暮らせなくなってきた。私たちの世代は大丈夫だと思うが、孫の世代になって住めない地球になったということがないよう気を配らねばとは思う。
(写真は春を告げるマンサクの花)





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