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No401 まる8年

今回の「浜風にのって」は401回で、新聞に掲載を始めて間もなくまる8年になる。

 軽い気持ちで掲載をお願いし、8年も書くことになって、自分で驚いている。読者の方に感謝するとともに、自分でも自分を褒めたいと思う。

 これまで海外旅行に出かけたときに何回か休載した以外は締め切りに遅れることもなく書いてきたが、喜んでもらえるものを書くのは難しい。

 まず、何について書くかが問題である。

 ふだんから何か書くことはないだろうかと意識していると、見たり聞いたりするものをヒントにしてテーマを決める事が多いのだが、面白いテーマはなかなか思いつかないし、ぴったりしたテーマがいつも見つかるとは限らない。海外旅行をしたときなどは、旅行記を書くことになって、何を書こうかと迷うことがないので気楽である。 自分では「困ったときの花」と言っているのだが、面白いテーマがないときはピンチヒッターの気持ちで季節の花について書いたりしたことが何度もある。

 テーマが決まれば、千字ぐらいの文章にするのはそんなに時間は掛からない。しかしながら、読みやすく、面白くかけたかどうかは別問題で、上手い文章を書きたいと思うけれども、力量以上のものは書けないと、最近は少しばかりあきらめ気分である。

 新聞や雑誌などでプロ作家の文章を読むと「さすがに上手い」と思うことがままある。

 最近読んだのでは朝日新聞の落合恵子さんの文、情報誌で読んだ角田光代さんの文章は、読みながら上手いなーと思い、読み返したほどである。文章に流れるようなリズムがあって読みやすく、表現が多彩でイメージが膨らんでくる。

 昔読んだのでは、瀬戸内寂聴になる前の瀬戸内晴美さんの文章や司馬遼太郎さんの紀行文に感心したことを覚えている。

 文章を上手に書くのは生まれ持った才能で、普通の人がいくら練習しても100㍍10秒で走れないと同じように、文章もプロが書くようなものをアマが簡単に真似することはできないであろう。

 これからも勉強しながら、次は500回をめざして書きたいと思います。ご愛読下さい。   

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