No400 ボールペン
今使っているのは赤黒青の三色とシャープペンの4芯(しん)ボールペンで、300円ぐらいのものである。現役の時は鉛筆型の黒か赤の単芯のものを使っていて、今もペン皿に何本か残っているが、このタイプのものはほとんど使わなくなった。4芯のものを使い始めると、軸が大きくて手にぴったりとおさまり、使い勝手がよいのである。
学生のころや、社会人になってもしばらくは筆記具としては万年筆が主役であった。
手紙を書く場合など、ボールペンでは相手に失礼という気分があったように思う。
私も社会人になってからペリカンとかモンブランというやや高級万年筆を持っていたが、実際に使うことはめったになかった。万年筆はふだんから使っていればインクの出も良く、ペン先もなじんでくるのだが、めったに使わないとインクが乾いて出にくくなり、使い勝手が良くないのである。若いとき使った万年筆で、使いやすいと思ったものは1本もなく、その内に手元からなくなってしまった。
それに比べ、現在のボールペンは使いやすい。 以前はインクが出なくて、いらいらする事があったが、最近のボールペンはそのようなことも無く、インクを最後まで使い切る事ができる。
エジプトを旅行したときの事である。
観光地でも街を歩いていても、日本人を見ると子供は言うまでもなく大人までも手を出して、「ボールペン、ボールペン」といって、ボールペンをねだってきた。
レストランで食事をしたとき、私が手にしていたボールペンを見て、立派な風体のウエイターが「ボールペン」といって、私のボールペンを欲しがったのには驚いた。
エジプトでどうして日本のボールペンが欲しがられるか定かではないが、一つには日本のボールペンはインク切れが無く使いやすいことと、日本人観光客はボールペンぐらいなら気前よくくれるという評判が広まっているからではないかという。100円ショップで売っている安物のボールペンではエジプトの子供も欲しがらないそうだ。
身の回りに中国製やベトナム製が増える中で、私の使っているボールペンはしっかりと「日本製」と書いてあった。
(写真の右端が現在愛用の4芯ボールペン)
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